国内公募の追加型株式投資信託(ETFを除く)のうち、2019年上期(1~6月)に最も純資産総額(残高)を伸ばしたのは、「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」(42311052)だった。同時期の資金流入額でも最大だった。
伸びが大きかった上位10本中9本は、残高1000億円超の大型ファンド。4位の「グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)」(0231118A、18年10月設定)は残高が唯一1000億円を下回るファンドだが、6月末までの直近3カ月あまりで45倍に成長した。堅調な運用成績と取り扱い金融機関の増加が追い風となった。
上位10本のうち6カ月リターンが最も高かったのは「グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)<愛称:未来の世界>」(47316169)。この半年は資金流出超だったが、好成績を背景に残高が伸び8位にランクインした。5位と9位には国内の不動産投信(J-REIT)に投資するファンドが入った。
(QUICK資産運用研究所)