QUICK資産運用研究所
日興アセットマネジメントが運用する「グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)」(0231118A)の純資産総額(残高)が初めて1000億円を突破した。16日の残高は1007億円。2018年10月の設定から約9カ月で大台に乗せた。
同ファンドの投資対象は国内外の株式と不動産投資信託(REIT)、債券。それぞれ20%、13.3%、66.7%を基本的な資産配分とするが、日本の株式と国内外の債券部分に先物取引を使い、実際の投資額(純資産総額)の3倍相当を運用するのと同じ成果が得られる仕組みだ。
16日時点の基準価額は1万1701円。昨年末の株価下落時は9300円台で持ちこたえ、その後は堅調に推移している。設定当初はネット証券のみで販売していたが、運用実績などを背景に販売会社が増加。現在は大手証券や地方銀行でも取り扱う。今年上期(1~6月)の資金流入超過額は782億円にのぼり、残高が急拡大した。
同日に設定された隔月分配型(0231218A)は7月16日の残高が487億円。基準価額は1万1560円だった。今年3月の決算で初めて1万口あたり110円の分配金を出し、5月の決算でも同水準を維持した。
◇ファンドの詳細は日経電子版<「3倍3分法」で増やす分散投資(話題の投信)>