東宝(9602)が15日発表した2017年3~11月期の連結決算は売上高が前年同期比7%増の1904億円だった。会社が計画する2018年2月期の売上高(2353億円)に対する進捗率は80.94%と、80%台に乗せた。
QUICK端末のナレッジ特設サイト「進捗率ダッシュボード」によると、東宝の3~11月期の売上高進捗率は過去6期で最高となり、平均進捗率(76.83%)を上回った。定番のアニメーション作品などが前年同期に比べ増収だったほか、「君の名は。」や「シン・ゴジラ」などのDVDなどが好調だったことが寄与した。
「進捗率ダッシュボード」では、企業の四半期ごとの売上高進捗率が一目でわかる。進捗率の傾向を「期末追い込み型」や「少し出遅れ型」など7つのタイプに分け、簡単に銘柄を分析できるようになっている。企業が業績予想を修正する際の傾向も把握することができる。東宝の場合、上半期に計画以上の売り上げを積み上げる「先行タイプ」。業績予想を上方修正する「常連」でもある。