武田薬品工業(4502)は1日の取引時間終了後、2018年3月期の連結純利益予想(国際会計基準)を上方修正した。前期比37%増の1573億円と従来予想から53億円引き上げた。消化器系疾患やがんなど主力分野の治療薬が収益のけん引役となった。
売上高にあたる売上収益も250億円引き上げ1兆7450億円(前期比1%増)、営業利益は187億円引き上げ2187億円(前期比40%増)とした。
併せて発表した2017年4~12月期決算は売上高が前年同期比4%増の1兆3695億円、純利益が45%増の2409億円だった。
QUICK端末のナレッジ特設サイト「進捗率ダッシュボード」によると、17年4~12月期時点の売上高の通期計画に対する進捗率は78.49%。過去3期の平均である76.48%を上回る。市場には一段の上振れ期待も残っている。