QUICK資産運用研究所
QUICK資産運用研究所が2019年11月、全国5000人以上を対象に実施した「個人の資産形成に関する意識調査」。8回目は投資信託の買い付け方法や商品選びなど、投信事情を探った。
■積み立て投資増加 イデコが伸びる
投信の積み立て投資が広がっている。投信保有者に投信を積み立てで購入しているか、一括でまとめて購入しているかを聞いたところ、「積み立てのみ」と「積み立ても一括投資もしている」と答えた人の合計が51.5%にのぼり、前回調査(2018年11月)から8.9ポイント増えた。
どの口座で積み立てをしているかを聞くと、少額投資非課税制度(NISA)の利用が多かった。前回調査との比較では個人型確定拠出年金(イデコ)が最も伸びた。
■積み立ては「コスト」重視
投資信託の商品選びで重視することを聞いたところ、積み立て投資では「手数料や信託報酬の水準」が39.3%で最も多かった。一括投資は「安定した分配金が見込めること」が41.6%でトップで、「値上がり期待」が40.9%で続いた。
年代別でみると、重視するポイントはばらばらだった。一括投信では、20~40代が「値上がり期待」に対して、50代以降では「安定した分配金」の比率が高かった。
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