QUICK資産運用研究所
QUICK資産運用研究所が2019年11月、全国5000人以上を対象に実施した「個人の資産形成に関する意識調査」。最終回となる15回目は金融商品を保有する際のスタンスについて聞いた結果をまとめた。
■100万円が3カ月で70万円になったら…
資産運用でとれるリスクの大きさ(リスク許容度)について、保守的な考え方が増えている。「主にどのような金融商品を利用したいと思いますか」を聞いたところ、最も保守的な「収益性がどんなに低くても、元本割れの可能性が絶対にない商品」との回答が43.4%を占め、過去3回の調査で初めて最多となった。一方、最も積極的な「高い収益性が見込めるが、値動きが大きい商品」は5.8%まで低下した。
「投資した100万円が3カ月で70万円になってしまいました。どうしますか」との質問では、「全部または一部を解約して預金に戻す」が38.9%と、前回の29.4%から増加。「追加で投資する」は5.5%に減った。