QUICK資産運用研究所=西本ゆき、西田玲子
ネット証券4社(SBI証券・楽天証券・マネックス証券・auカブコム証券)では、3月の投資信託の販売合計額が過去最高を更新した。積み立て金額の合計も記録更新が続いた。資産形成に取り組む個人が増えていることに加え、コロナショックで株安が進んだ3月は「逆張り」の買いも入ったとみられる。
■投信販売額、積み立て金額とも過去最高に
3月の投信販売額は4社合計で約2627億円。これまで最高だった2018年1月の約2376億円を上回り、各社のデータをもとにQUICK資産運用研究所で算出を始めた16年3月以降で最も多くなった。前月比で5割以上も増えた。
積み立て金額の4社合計も過去最高の約407億円となり、前月より50億円以上を積み増した。前月比の増加額、増加率(15.6%)ともこれまでで最も大きかった。
■1~3月、「投信保有口座」が急増
ネット証券4社における過去1年間の口座数の伸びを見ても、特に直近の四半期(20年1~3月)の増加ペースが速い。金融財政事情研究会が実施した調査によると、3月末時点のネット証券の総口座は4社合計で約1218万口座。過去1年間(19年4月~20年3月)で約146万口座増えた。このうち20年1~3月の増加分は約58万口座で、1年間で増えた口座数の39.6%を占めた。
口座のタイプ別にみると、3月末時点での投信保有口座数は約190万口座で、過去1年間で約56万口座増えた。そのうち6割近くは20年1~3月に伸びた分だった。
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