QUICK資産運用研究所=西田玲子、西本ゆき
一般社団法人のファイナンシャル・アドバイザー協会は29日、同日時点の協会会員が45社になったと発表した。同協会は4月に発足し、独立系金融アドバイザー(IFA)が中心になって今後本格的に活動を始める。
協会会員は金融商品仲介業者で加入審査を通った正会員(15社)のほか、法人アソシエイト(金融商品仲介業者2社)、証券会社などの委託正会員(7社)、運用会社などの法人賛助会員(21社)で構成する。
理事長には協会の発起メンバーの一人で、IFA大手ガイア(東京・新宿)の中桐啓貴社長が就任。中桐氏はオンライン形式で開いた説明会で、今後の取り組みについて「日本では個人の資産運用アドバイスのニーズは高いが、欧米と比べ出遅れている。課題である認知度の低さを改善したい」と述べた。また、「IFAとお客様との利益相反がないよう手数料などの『見える化』に努め、各協会員に促していきたい」との姿勢を示した。
今年度の事業計画には会員の営業実態の把握・見える化、会員の専門性や認知度の向上、会員間の情報共有などを掲げ、協会の取り組みを本格化していく。