農林中金バリューインベストメンツ(NVIC)が5月下旬に実施した調査によると、現役世代の約8割が新型コロナウイルスの影響で「お金に関する漠然とした不安」を感じていることがわかった。理由としては「収入が減ったため」や「お金に関する話題をよく耳にするため」が多かった。
調査はNVICがインターネットを通じて5月22日に実施。全国の25歳から50歳の働く男女500人を対象とし、481人から回答を得た。
お金に不安を「感じている」の回答が41.4%、「どちらかと言うと感じている」が37.8%で、合計が79.2%にのぼった。「お金にまつわることで、何か始めたこともしくは計画していること」 では、回答のトップ3に「情報収集・勉強」(48.8%)、「貯金」(42.8%)、「株式投資」(15.7%)が入った。
「新型コロナウイルスの影響を受け、なにかスキルや資格などを身に付けたいですか」という質問では、約6割が「身に付けたいと思う」または「やや思う」と答えた。また、半数近くが資産運用に興味を持っている(「持った」・「どちらかというと持った」の合計)という。
NVICによると、同社の奥野一成・最高投資責任者(CIO)が5月27日に出版した「ビジネスエリートになるための 教養としての投資」(ダイヤモンド社)は発売から1週間で重版が決まり、累計発行部数が1万5000部を突破した。今回の調査結果との関係では、「新型コロナウイルスを機に将来を見据えて何かをインプットしたい、成長したいという生活者の意識変化が垣間見える。本書はお金に関する不安や意識が高まる中で醸成されている『自分の資産をうまく活用していきたい』という生活者の想いとマッ チしているのでは」と分析している。(QUICK資産運用研究所=西田玲子)