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注目のFOMC、「ハト派的メッセージは発信されない」=ソニーFH

記事公開日 2020/9/15 07:27 最終更新日 2020/9/15 09:21 FOMC フォワードガイダンス ドットチャート 尾河眞樹 FRB QUICK Market Eyes

ソニーFH_尾河氏

※ソニーフィナンシャルホールディングスの尾河眞樹・執行役員 兼 金融市場調査部長/チーフアナリスト

今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)、日銀金融政策決定会合、英中銀金融政策委員会(MPC)が開催される。特に注目されているのはFOMCだ。

先週の理事会で欧州中央銀行(ECB)があえて「通貨戦争を避ける」と判断したことや、足下米長期金利が再び低下傾向にあることを踏まえ、ソニーフィナンシャルホールディングスの尾河眞樹氏は「今回のFOMCではさほどハト派的なメッセージを発信する必要はなさそう」とみている。

■フォワードガイダンス?ドットチャート?

8月に臨時で開催されたFOMCでは、一定期間に平均で2%のインフレ率を目指すとの方針が示され、一時的にインフレ率が2%を超えることを目指しつつ政策を実施するするとした。

尾河氏は今回のFOMCではこのメッセージを補完するような内容になるとみており、「『フォーワドガイダンス』」という形で改めて緩和策を維持する方針をを示す可能性」や、「ドットチャートで今回から新たに加わる2023年までの政策金利見通しにおいて、2023年までゼロ金利政策を維持する方針を示すことも考えられる」と述べている。

もっとも今回は政策変更を発表する可能性は低いため、「相場への影響は限定されよう」とみている。仮にFOMCを受けて米長期金利が低下し、ドル円が一段と下落するようであれば、「日銀も対応が必要」あるものの、「基本的にはドルも円も軟調な地合いは変わらず、ドル円に明確なトレンドは出にくい」と述べていた。(QUICK Market Eyes 池谷 信久)

<金融用語>

フォワードガイダンスとは

中央銀行金融政策当局)が将来の金融政策の方針を前もって表明すること。 金利がゼロ近辺まで下がり、伝統的な金融政策である政策金利のコントロールでは対処できないほどの金融危機や景気後退に直面した際などに、中央銀行が行う非伝統的金融政策のひとつ。 声明等を通じて政策金利の据え置き期間や政策変更の条件などを明言し、市場参加者の予想や期待に働きかけることで、金融政策効果の浸透を目指す。 1990年代にゼロ金利政策の下、日本銀行が行った「時間軸政策」が先駆けとなり、米連邦準備理事会(FRB)や英イングランド銀行など、各国の中央銀行で採用されている。

著者名

QUICK Market Eyes 池谷 信久


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