国内公募の追加型株式投資信託(ETF、ラップ・SMA専用を除く)を対象に9月の資金動向をまとめたところ、前週末18日時点の資金流入額(推計値)の上位には米国を中心とした海外の株式で運用するタイプのファンドが目立った。上位10本中7本が海外株式型だった。
■資金流入首位は「未来の世界(ESG)」
設定から解約を差し引いた資金流入超過額が最も大きかったのは、アセットマネジメントOneの「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)<愛称:未来の世界(ESG)>」で488億円。7月20日の運用開始から資金流入が続き、7月と8月も月間の資金流入トップだった。9月18日時点の純資産総額(残高)は5519億円と、国内公募追加型株式投信(ETF、ラップ・SMA専用を除く)で6番目の大きさになった。
2位は日興アセットマネジメントが7月31日に運用を始めた「デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド<愛称:ゼロ・コンタクト>」で340億円。3位と8位にランクインした「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」のDコースとCコースには、合計で391億円の資金が流入した。
■資金流出首位は「ひふみプラス」
一方、流出超過額が最も多かったのは、レオス・キャピタルワークスの「ひふみプラス」の170億円。コロナショック後のパフォーマンスが好調なことから、利益確定の売りが続いたとみられる。6月以降は月間の資金流出額で首位となっている。
2位と3位には、日興アセットマネジメントの「グローバル3倍3分法ファンド」の1年決算型と隔月分配型が入った。合計で198億円の資金が流出した。同ファンドは世界の株式や不動産投資信託(REIT)、債券に分散投資しながら、先物の活用で投資額が残高の3倍相当になるよう運用する。
(QUICK資産運用研究所=竹川睦)