日興アセットマネジメントが運用する「グローバル・プロスペクティブ・ファンド(愛称:イノベーティブ・フューチャー)」の純資産総額(残高)が6000億円を突破した。8日の残高は6083億円。2020年7月上旬に5000億円を突破してから約3カ月で1000億円を積み増し、国内公募の追加型株式投資信託(ETF除く)で6番目の大きさとなった。
同ファンドは世界の株式のうち、劇的な生産性向上や急激なコスト低下などの「破壊的イノベーション」を起こしうる企業に投資する。8月末時点の月次レポートによると、米国への投資が85.5%を占める。組み入れ銘柄数は52で、組み入れ1位は自動運転を手掛けるテスラ(TSLA)、2位は決済サービスのスクエア(SQ)、3位は遺伝子検査サービスを提供するインビテ(NVTA)だった。
8日時点の資金流入額(推計値)は600億円に迫る勢いで、基準価額は1万9477円と、設定来高値(19年6月28日以降)を更新。年初来リターンは81.6%のプラスだった。
(QUICK資産運用研究所=西本ゆき)