1本で全世界株式に投資できるインデックス型(指数連動型)の投資信託に、最安コストの新しいファンドが登場する。日興アセットマネジメントが26日に新規設定する「Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)」は実質信託報酬が年0.05775%(税込み)と、「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」に連動するファンドで最低水準となる。
日興アセットが10日に提出した有価証券届出書で判明した。SBI証券で販売を予定している。同ファンドは日本を含む先進国および新興国の株式を対象として算出する「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(税引き後配当込み、円換算ベース)」に連動した運用成果をめざす。
同種の指数に連動するインデックス型では、アセットマネジメントOneが4月7日に「たわらノーロード 全世界株式」の実質信託報酬を年0.11330%(税込み)に引き下げたばかりで、現時点ではこのファンドが最安。三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim 全世界株式」も5月11日から同じく上限を年0.11330%(税込み、3月29日時点の純資産総額に応じた推計では年0.11325%)に引き下げる。日興アセットの新しいファンドは、これらを下回る運用コストとなる。
「たわらノーロード 全世界株式」と「eMAXIS Slim 全世界株式」はともに積み立て型の少額投資非課税制度(つみたてNISA)の対象商品。今回設定される「Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)」もつみたてNISAの対象となる可能性が高い。2024年1月から始まる新NISAを意識して、低コストファンドの新規設定や信託報酬の引き下げが過熱している。