【QUICK Market Eyes 本吉 亮】7日の米国市場でビッグデータ分析のパランティアテクノロジーズ(PLTR)が急騰。前週末比21.3%高の28.94ドルで取引を終えた。
ブルームバーグによると、米国食品医薬品局(FDA)が医薬品レビューと検査を強化するためパランティアと契約したと報じた。3年間の契約で金額は4440万ドル相当になる見通し。FDAは医薬品評価研究センターと腫瘍学センターオブエクセレンスのデータ統合と分析にパランティアのソフトウェアを使用できるようになる。このソフトウェアは、代理店が薬物と監視の安全性を承認するのに役立つという。
パランティアは政府機関や大企業にデータ分析ソフトウェアとサービスを提供しているが、政府系の仕事が収入の半分以上を占めている。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を背景に、民間企業や保健・政府グループと100件以上の契約を確保しており、今回のFDAとの契約もその一環とみられる。