【Market Editors 松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇米テクノロジー大手、欧州でロビー活動拡大
米ニューヨーク・タイムズ紙は14日、グーグル、フェイスブック、アマゾン、アップル、マイクソフトの米テクノロジー大手が欧州の厳格な規制を回避するためロビー活動を活発化していると報じた。今年前半に5社が欧州のロビー活動で使った資金は1900万ユーロと、2019年の通年のロビー経費と同額。当局者は警戒しているとしている。
(https://www.nytimes.com/2020/12/14/technology/big-tech-lobbying-europe.html)
◇アップルCEO、ドラマ制作止める
米ニューヨーク・タイムズ紙は14日、ゴーカー・メディアの実話をもとにしたアップルTV向けドラマの制作がアップルのクック最高経営責任者(CEO)の指示で停止したと報じた。破たんしたゴーカー・メディアは、過去にアップルを批判、クック氏がゲイであることを侮辱したとしている。大手テクノロジー企業がメディアの表現に大きな影響を持ったことを示したと伝えた。
(https://www.nytimes.com/2020/12/13/business/media/apple-gawker-tim-cook.html?action=click&module=News&pgtype=Homepage)
◇米司法長官、バイデン氏息子めぐる捜査公表遅らせる
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は14日、バー米司法長官がバイデン次期大統領の息子であるハンター・バイデン氏に対する捜査が選挙前に公になることを恐れ、政治に介入しないよう検察官や幹部に指示していたと報じた。
(https://www.wsj.com/articles/barr-kept-biden-probes-from-public-to-avoid-election-politics-11607951984?mod=hp_lead_pos3)
◇Gメールとユーチューブに障害
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は14日、Gメールとユーチューブを含むグーグルのサービスに障害が発生、世界の個人、企業、学校が影響を受けたと報じた。約40分後に復旧したが原因はまだ不明だとしている。
(https://www.wsj.com/articles/google-suffers-widespread-outage-11607950400?mod=hp_lead_pos6)
◇ロシアのワクチン、有効性は91.4%
露モスクワ・タイムズは14日、ロシアの研究機関が開発した新型コロナウイルスのワクチン「スプートニクV」の治験最終段階で91.4%の有効性が確認されたと報じた。96%の有効性があったと先に報告されたが、下方修正したとしている。
(https://www.themoscowtimes.com/2020/12/14/russias-sputnik-v-vaccine-is-914-effective-developers-confirm-a72350)