【QUICK Market Eyes 阿部 哲太郎】18日の米国市場でデータ分析企業のパランティアテクノロジーズ(PLTR)が急反落した。通常取引の終値は前日比4.62%安の25.97ドルだった。外資系証券の投資判断引き下げが嫌気された。
クレディ・スイスは18日付のリポートで目標株価を13ドルから17ドルに引き上げた一方、格付けを「中立」から「アンダーパフォーム」に引き下げたようだ。
リポートでは、同社は独自のデータ分析プラットフォームを提供しており、新型コロナウイルス対策で利用されるものを含め、企業や団体が取り組む複雑な課題の解決に寄与するとしている。ただし、ファンダメンタルズに対する株価の上昇によりバリュエーションは大きく上昇、収益の6割を20件の顧客に依存する収益構造や営業スタッフによる販売の経験が少ないこと、ロックアップ解除による株式の需給悪化懸念などのリスク要因を鑑み、投資判断を引き下げたようだ。