三井住友DSアセットマネジメントは、運用中の「テトラ・エクイティ」の販売を一時停止すると発表した。2021年1月7日の15時を最終受付とし、定時定額購入などを除いて新規購入の申し込み受付を停止する。SMBC日興証券や三井住友銀行など12社で販売している。
「テトラ・エクイティ」は、米S&P500種株価指数先物の買い建てと売り建てを機動的に活用し、日中、月初、月中、月末の4つのトレンドを捉えた各戦略を組み合わせて、相場の上昇と下落の両局面で収益獲得を目指すファンド。コロナショック時に運用戦略の効力が発揮され、基準価額が一気に上昇し注目を集めた。
運用を始めたのは19年11月で、信託金限度額は2500億円。同社が20年12月29日に発表した「お知らせ」によると、販売停止の理由は「運用資産規模を、追加的な制約がなく運用が可能な適正範囲に維持するため」としている。発表当日時点の純資産総額(残高)は2003億円、基準価額は1万4690円で、年初来リターンは49.6%のプラスだった。
(QUICK資産運用研究所=西本ゆき)