三井住友DSアセットマネジメントは1日、運用中の「高成長インド・中型株式ファンド」と「高成長インド・中型株式ファンド(年1回決算型)」の2本について、販売を一時停止すると発表した。9月8日を最終受付日とし、新規購入の申し込み受け付けを取りやめる。契約中の定時定額購入や分配金再投資については引き続き利用できる。野村証券やSBI証券などで販売している。
同ファンドはインドの中型株式に投資するファンド。国内公募の追加型株式投資信託(上場投資信託=ETF=を除く)のうち、主に新興国株式に投資するファンドの中で、「高成長インド・中型株式ファンド」の純資産総額(残高)は2位、「高成長インド・中型株式ファンド(年1回決算型)」は同3位の大きさをほこる。2本とも来年から拡充される新しい少額投資非課税制度(NISA)の「成長投資枠」の対象となっていた。
三井住友DSのプレスリリースによると、販売停止の理由は「直近の資金流入動向や投資対象市場の流動性等を総合的に勘案した結果、当ファンドの運用資産規模を、制約なく運用が可能な適正範囲に維持するため」としている。信託金の限度額が2本あわせて4000億円に対し、9月1日時点の2本合計の残高は3702億円だった。
販売の一時停止後に環境が整えば、新規購入の申し込み受付を再開する見込み。
◇「高成長インド・中型株式ファンド」/「高成長インド・中型株式ファンド(年1回決算型)」 新規購入のお申込み受付け一時停止のお知らせ