【日経QUICKニュース(NQN) 編集委員 永井洋一】中央銀行が量的金融緩和(QE)で政府の財政赤字を事実上、穴埋めし、そうして調達したお金を政府が国民に配る「ヘリコプター・マネー」政策が米国や日本の債券・株式市場に大きな影響を及ぼしている。米国の長期金利の上昇(債券価格は下落)も、この視点を抜きには先行きを見誤る恐れがある。米連邦準備理事会(FRB)はQEを続ければ続けるほど、長期金利が上昇し、制御不能に陥るリスクが顕在化しつつある。 ■良い金利上昇なのか 金融仲介会社タレットプレボンによれば、長期金利の指標となる米10年物国債と金融政策の影響を受けやすい同2年物国債の利回り差は23日...

会員限定記事
-
POINT 01無料記事
(14,000本)
が読み放題 -
POINT 02オンライン
セミナー参加 -
POINT 03記事・銘柄
の 保存 -
POINT 04コメント
フォロー