【NQNシンガポール 編集委員 今 晶】外国為替市場でアジア通貨に対する円安傾向がじわりと強まっている。シンガポールドルの対円相場は3月4日に一時1シンガポールドル=80円台後半と2020年1月以来の高値水準を付けた。けん引役は対米ドルでの円安だ。主な要因とされる米長期金利の上昇は対米ドルでのアジア通貨安を促しているが、それ以上に日本の貿易赤字などを材料にした円売りが根強いため、相対的に円安・アジア通貨高が進んでいる。 ■金利上昇は自然な現象 ヘッジファンドなど投機筋の間で円売り戦略が広がり始めたのは、日本による新型コロナウイルスのワクチン購入に伴う円売りの観測が浮上し、1月の貿易...
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