【NQNニューヨーク 戸部実華】今週(3月8~12日)の米株式相場は、足元で上昇基調が続く米長期金利の動きを見極めながら不安的な動きとなりそうだ。2月の米消費者物価指数(CPI)といった物価指標の発表や米10年物国債の入札などが予定される中、米債券相場の動きが株式相場の方向感を決めるとみられる。 ■米長期金利の上昇はハイテク株の重荷 前週のダウ工業株30種平均は2週ぶりに上昇し、週間で563ドル高となった。米国の追加経済対策の早期成立や新型コロナウイルスのワクチン普及期待が相場を支えた。一方、米長期金利の上昇は株式の相対的な割高感を意識させ、ハイテクなど高PER(株価収益率)銘柄の重荷...
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