【日経QUICKニュース(NQN) 神能淳志】日銀は27日まで開いた金融政策決定会合で、大規模な金融緩和策の維持を決めた。あわせて公表した「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」では、2023年度になっても物価が目標の2%に届かない姿が明らかになった。景気に対して強気の文言が並ぶのとは裏腹に、残り2年に迫った黒田東彦総裁の任期中には物価目標の実現が困難だという控えめな見通しにとどめ、次期体制をにらんだ動きに移っているようだ。 ■「物価は慎重」 展望リポートで新しく公表された23年度の物価見通しは、政策委員らの見通しの中央値でプラス1.0%だった。新型コロナウイルスの感染再拡大による3度目の...
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