【NQNロンドン 椎名遥香】欧州中央銀行(ECB)は6月10日の理事会で金融政策の現状維持を決めた。新型コロナウイルス危機対応の資産買い取り制度(PEPP)については「今後3カ月間も年初に比べてかなり速いペースで(購入を)続ける」と声明に盛り込んだ。ラガルド総裁はPEPPの「出口」を議論するのは「時期尚早だ」と繰り返し、緩和縮小(テーパリング)の思惑が広がるのをけん制した。 経済見通しを上方修正 PEPPは購入枠(1兆8500億ユーロ=約240兆円)や2022年3月末までとする期限も据え置いた。新しい物価見通しと資金調達環境の評価を踏まえ、全会一致で政策を決めた。 ECBは同時に公表...
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