【NQNロンドン=蔭山道子】欧州中央銀行(ECB)は12日の理事会で、0.25%の利下げを決めた。公表された声明や最新の経済・物価見通しを踏まえて、市場では利下げに前向きなハト派姿勢が示されたとの受け止めが多い。だが、議論の末に利下げ幅が0.5%ではなく0.25%にとどまったことや、インフレを巡る根強い警戒感に、ハト派一辺倒というわけではない様子もうかがえる。
「思ったよりもハト派に振り切ってはいない印象だ」(みずほ銀行欧州資金部の中島将行氏)、0.25%という利下げ幅は「ハト派と(利下げに慎重な)タカ派の妥協のようにみえる」(独ベレンベルク銀行のフェリックス・シュミット氏)。先行きの利下げ...
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