【NQNニューヨーク=戸部実華】15日の米債券市場で長期債相場は横ばいとなり、10年物国債利回りは前日と同じ1.49%で終えた。5月の卸売物価指数(PPI)や小売売上高など注目度が高い経済指標の発表が相次いだが、相場の反応は薄かった。16日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、市場は米連邦準備理事会(FRB)の次の一手を探ることに集中している。 ■「ベース効果とは異なる」 5月のPPIは前年同月比6.6%上昇し、前年同月比ベースでデータが遡れる2010年11月以降で最大の伸びとなった。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の停滞で物価が落ち込んだ反動が出た。一方、経...
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