欧州が新たな経済問題に直面している。2019年は100万BTU(英国熱量単位)あたり平均4.80ドルだった天然ガスの価格は、新型コロナ禍の打撃により、2020年には同3.24ドルへと値下がりしていた。しかし、今年に入って急騰し、8月の平均価格は15.49ドルに上昇、9月21日にはスポット価格が25ドルを突破した。 欧州以外の地域における天然ガス価格は、新型コロナ禍からの経済活動再開を受けて上昇しているものの、基本的にレンジの範囲内から出ていない。そうなると欧州における天然ガス価格は異常な状況と言えるだろう。直接的な要因は、ロシアの国営企業、ガスプロムによる供給削減と見られる。同社は9月10日...
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