来週(2月14~18日)の東京外国為替市場で円相場は軟調に推移し、1ドル=116円台前半まで下落する場面がありそうだ。米金利の先高観は根強く、日米の金利差拡大を意識した円売り・ドル買いが引き続き出やすいだろう。10日発表の1月の米消費者物価指数(CPI)はインフレの加速が見込まれているほか、15日発表の2月の米ニューヨーク連銀製造業景況指数や16日発表の1月の米小売売上高などが米景気の強さを示す内容となれば、米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めを急ぐとの思惑がさらに広がる可能性がある。
一方、地政学リスクの高まりは円相場の支えになる。足元ではロシアによる軍事介入への警戒など、ウクライナ情...
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