【QUICK Market Eyes 川口 究、片平 正二、大野 弘貴】米国でインフレの加速が鮮明となり米連邦準備理事会(FRB)が利上げや量的引き締め(QT)を推し進めるとの見方が大勢を占めている。一方で市場では既に引き締め姿勢を中立や緩和へ転じる時期についても議論を始めた。ノムラ・セキュリティーズは13日付リポートで、資産圧縮の仮定として2023年末までに累積の政策金利引締め効果がさらに75bp(ベーシスポイント、0.01%)増加するとしており、23年末まで資産圧縮が続いた後は「その時点でFRBは、中期的な利下げ調整をより真剣に検討し始める」との見解をを示した。
市場はQTを控え、米国債...
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