【NQNニューヨーク 川上純平】米国の債券市場で、金融引き締めのペースが減速するのではないかとの楽観論が後退している。米連邦準備理事会(FRB)の高官がインフレ抑制へ利上げを急ぐ考えを示したためだ。積極的な引き締め継続への警戒感が改めて意識され、5月31日の米長期金利は前営業日に比べ0.10%高い(価格は安い)2.84%に上昇した。 きっかけはFRBのウォラー理事の発言だ。30日の講演で、通常の2倍の幅となる0.5%の利上げについて「2%の物価目標に近づくまで選択肢から排除しない」と述べ、「今年中に(景気を冷やしもふかしもしない)中立金利を上回る水準まで利上げすべきだ」との認識を示した...
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