【NQNシンガポール=編集委員 今 晶】外国為替市場で円相場が20年ぶり安値を再び更新した。7日の東京市場では一時1ドル=132円75銭近辺まで下落。日本の貿易収支や日米金融政策の方向性の違いが円売りを促す構図は変わっていない。さらに海外の投機筋が一貫して進めている戦略がある。「ミセスワタナベ」と呼ばれる日本の外為証拠金(FX)投資家などが相場の流れに逆らう「逆張り」で積み上げてきた円の買い持ち高をあぶりだすことだ。
5月の上旬以降、ミセスワタナベの円の買い持ち高がまた膨らみ始めていた。米株安などをきっかけにヘッジファンドなどの投機マネーの逆回転が起こった後、円がなかなか下がらなくなってい...
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