来週(6月13~17日)の外国為替市場で円相場は下落か。14~15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.5%の利上げが確実視されている。一方、日銀は16~17日の金融政策決定会合で大規模な金融緩和の継続を決める公算が大きい。日米の金融政策の方向性の違いが改めて意識されて円売り・ドル買いが加速すれば、日銀の黒田東彦総裁が財務官だった2002年に付けた安値(1ドル=135円20銭)を模索する展開も考えられる。
同期間の東京株式市場で日経平均株価は上下に振れやすい不安定な展開が予想される。欧州中央銀行(ECB)が量的緩和の終了と11年ぶりとなる利上げの方針を示し、世界景気の減速懸念が強まって...
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