【NQNニューヨーク 川内資子】米長期金利が動揺している。6月16日のニューヨーク債券市場では、指標となる米10年物国債利回りが一時3.49%と14日に付けた2011年以来の水準まで上昇(価格が下落)した後、3.17%まで急低下した。主要な中央銀行による相次ぐ利上げが米金利の上昇を促すとの見方がある一方、金融引き締め加速に伴う景気後退懸念が次第に上回った格好だ。市場では、世界的な利上げラッシュが「通貨高競争」の様相を帯びると懸念する声も出始めた。 16日はスイス国立銀行(中銀)が市場を揺らした。この日には政策金利をマイナス0.75%からマイナス0.25%に引き上げ、15年ぶりの利上げを決定...

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