8月10日に発表された米国の7月の消費者物価統計では、総合指数(CPI)の上昇率が前年同月比8.5%と前月を0.6%ポイント下回った。米国市場ではインフレのピークアウトへの期待感が高まったようだ。その結果、FRBによる金融引き締めが早い段階で終了するとの観測により、株式市場では成長株が買われることになった。 もっとも、米国の労働力不足は深刻であり、賃金の上昇が今後も続く可能性は否定できない。それは、物価を持続的に押し上げる要因と言えるだろう。 インフレ連動国債と10年国債利回りから算出した市場が織り込むインフレ率は足元で2.4%だ。1990~2019年における消費者物価の平均上昇率2.2%...
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