【日経QUICKニュース(NQN) 中山桂一】停滞していた日立製作所(6501)による日立金属(5486)の売却がようやく動き出しそうだ。中国で独禁法などを管轄する国家市場監督管理総局が16日、米投資ファンドのベインキャピタルによる日立金の株式取得を承認したと公表。日立金株はベイン連合による日立金株のTOB(株式公開買い付け)予定価格(2181円)に近づき、年初来高値を更新した。いよいよTOBの正式開始を待つ段階となりそうだ。
時計の針を戻すと、日立が日立金の売却を発表したのは2021年4月。売却先はベインや国内系ファンドの日本産業パートナーズ(JIP)などファンド連合だ。ベインなどはTOB...
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