【日経QUICKニュース(NQN)】三越伊勢丹(3099)の株価が反発している。一時、基準値比70円(5.9%)高の1237円をつけた。JPモルガン証券が28日付で三越伊勢丹の投資判断を3段階で真ん中の「ニュートラル」から「オーバーウエート」に引き上げ、目標株価を1200円から1380円に変更したことが手がかりになっているようだ。
担当アナリストの村田大郎氏らは28日付のリポートで、日本の水際対策の緩和などで免税事業への期待が一段と高まりそうだと指摘し「そのなかで、三越伊勢丹が強みを持つラグジュアリー分野は最も見通しが良好」との見方を示した。さらに収益構造改革などの戦略が順調に推移していることを踏まえ、会社側が示した2024年度の中期計画だけでなく市場予想を上回る業績も達成が可能と予想していた。