【日経QUICKニュース(NQN)】米有力企業の経営者で構成する経済団体ビジネス・ラウンドテーブルは6日、最高経営責任者(CEO)の経済見通し指数が2022年10~12月期は73.3だったと発表した。7~9月期から10.9ポイント低下し、20年7~9月期以来、約2年ぶりの低水準となる。
同指数は、向こう6カ月間の設備投資や雇用の計画、売上高予測を示す。10~12月期は設備投資、雇用、売上高の見通しがいずれも悪化した。調査期間は10月31日~11月28日で、計142人のCEOから回答を得た。
ビジネス・ラウンドテーブルは今回の結果について「経済の軟化を反映した」と分析。「高インフレとその抑制に向けた米連邦準備理事会(FRB)の措置を含め、国内外で経済に逆風が吹く中で、CEOが引き続き慎重であることを示した」と説明した。