【日経QUICKニュース(NQN)】岸田文雄首相は30日午後、東京証券取引所で開かれた日本取引所グループ(8697)の大納会で、「2023年は『資産所得倍増プラン元年』として、貯蓄から投資へのシフトを抜本的に進めていく」と述べた=写真。少額投資非課税制度(NISA)の恒久化や非課税枠の上限引き上げにより、NISAの口座数や買い付け額について「5年間で倍増させることを目指す」と展望を語った。
岸田氏は日本経済の持続的成長を担う主役は「スタートアップ」であると指摘。「来年はスタートアップの育成に一段と力を入れていきたい」と強調した。
首相が大納会に出席するのは2013年の安倍晋三氏以来、9年ぶりとなった。