【日経QUICKニュース(NQN)】セブン&アイ・ホールディングス(3382)は6日、同日発表した2023年2月期(前期)の決算について説明会を開いた。井阪隆一社長はグループ戦略について、コンビニエンスストア事業を中核として「『食』を中心とした世界トップクラスのリテールグループを目指す」と、3月9日に発表したグループ戦略を改めて強調した。併せて、グループの金融事業の集約など、一部事業の再編についても説明した。
同社は6日、金融事業を傘下のセブン銀行(8410)に集約すると発表した。傘下でクレジットカードなどのノンバンク事業を展開するセブン・カードサービスをセブン銀傘下に移し、銀行事業とノンバンク事業の連携を深める。
一方、連結子会社で、国内で高級衣料品店「バーニーズ・ニューヨーク」を展開するバーニーズジャパン(東京・千代田)を売却する。ラオックスホールディングス(8202)は6日、バーニーズジャパンの全株式を取得すると発表した。買収額は非開示で、株式の譲渡は5月1日を予定する。