6日の日本経済新聞に「金融不安、長期化の恐れ 世界に残る危機の芽」との記事があった。 米国のインターバンク市場におけるカウンターパーティーリスクを反映するLIBOR-OISスプレッドやS&P500のVIXなどは落ち着いており、マクロ的に見れば市場における信用リスクの高まりを示す指標が多いわけではない。 ただし、4日に開催された株主総会でアクセル・レーマン会長が「買収か破綻、2つの選択肢しかなかった」と語ったように、規制基準に照らして十分な自己資本を確保していたかに見えたクレディ・スイス・グループが、預金の急速な引き出しにより数日で経営危機に陥ったインパクトは非常に大きなものとなった。 信...
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