【日経QUICKニュース(NQN)】米連邦準備理事会(FRB)は日本が大型連休に入る3日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を公表する。米金利先物の値動きから政策金利を予想する「Fedウオッチ」によると、現行「4.75~5%」(中央値4.875%)である米政策金利は「5~5.25%」(同5.125%)へ0.25%引き上げられるとの予想確率が日本時間2日昼前時点で95%となっている。さらに次回6月のFOMCについては、現時点では「据え置き」予想が7割を超えている。
6月FOMC後の政策金利の現時点における予想は「5~5.25%」が72%、「5.25~5.5%」が24%などとなっている。5月の0.25%利上げを前提とすれば据え置き予想が7割超といえる。その後、9月あたりから利下げに転じるという予想が一部織り込まれている。3日のFOMCの結果とパウエルFRB議長の記者会見を受けて、6月以降の米金融政策への見方がどう変わるか、大型連休明け後の東京市場も大きく左右しそうだ。