国際通貨基金(IMF)が5月に発表した経済見通しによれば、サウジアラビアの財政収支が均衡する原油価格は1バレル80.9ドルだ。足元、事実上の指標銘柄であるアラビアンライトは78~79ドル前後で推移しており、ペルシャ湾岸の主要産油国にとって、今の原油価格は許容できる範囲内と言えるのではないか。
石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国でつくる「OPECプラス」はこの水準を維持できるよう、今後の生産割当量を決めるものと見られる。
もっとも、原油価格に対しては、短期的に下押し圧力が掛かる可能性は否定できない。理由は中国経済の減速リスクだ。
原油のマーケットは景気と強く連動しており、196...
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