【QUICK Money World 岩切 清司】資産形成を学ぶカードゲーム「資産形成王」が今回うかがったのは京都市にある同志社大学でした。6月16日に商学部の五百旗頭真吾教授ゼミへわが社の新卒採用担当者とともに訪問しました。約20名の3年生に資産形成王を使った「特別授業」を実施したうえ会社説明もしました。すでに経済や金融に対するリテラシーが高い学生さんに対する授業だったのでどこまで満足いただけるか不安でしたが、楽しみながら学んでいただきQUICKのことも理解いただくことができました!
資産形成王とは
このカードゲームのルールはいたってシンプル。各プレイヤーが自分の手番で引く経済に関する「イベントカード」が起こすさまざまな波乱を乗り越えて、10ターンの間に最も多く資産を増やした人が勝者となります。
増やす対象となる資産は「株式」「投資信託」「現金」の3種類。例えば「株価上昇」のカードを引いたら、手元に株券カードを持っていた場合だとさらに株券を1枚獲得できます。また「バブル崩壊」のカードを引くと手元のカードのうち、参加者全員を対象に、株券を1枚・投資信託を3枚と現金を残して全部没収されるというイベントも発生します。資産形成を孫から祖父母まで一緒に遊んで学ぶをコンセプトにQUICKが開発した金融教育の教材です。
就職活動も意識
物静かに始まったゲームでしたが、参加した学生さんたちはカード1枚1枚の内容を吟味するかのようにターンを回していました。いろいろな経済イベントで資産カードが増減することに一喜一憂しつつ、次第に笑い声も大きくなりゲーム後半では大きく盛り上がってくれていました。
同じゲームをしているにもかかわらず、資産カードが最終的に数枚の獲得にとどまった参加者もいれば、数十枚手にするプレーヤーも出現するなど、経済活動の多様性を再認識させられた思いです。アンケートでは9割の参加者が資産形成王を「面白い」と評価してくれました。日ごろから経済を学んでいる学生さんから評価してもらい嬉しかったです。
金融教育を研究のテーマに取り上げようと考えている学生さんもいると聞いていたので、講義のパートではこれまで実施してきた特別授業のアンケートをもとにどういった傾向性があるのかといった話をしました。また、商学部ということもあり通常よりもやや踏み込む内容にもしました。投資信託といっても具体的にどういった商品があるのか。また基準価格の推移から再投資による長期運用の方が収益が拡大するといった事例を取り上げました。
今回、新たな取り組みとして就職活動を控える学生さん向けにわが社を紹介する会社説明の機会もいただきました。また、「QUICK Money World」の銘柄スクリーニング機能である「スコア株サーチ」を利用した企業検索も案内しました。「安全性が多少低くても成長性のある企業」や「規模が大きく収益性の高い企業」などを五角形チャートを直感的に操作しながら企業を絞り込むことができるので、これまで就活生には幅広く使っていただいてきました。「QUICKという会社の取り組みや内容などを初めて知りました」といったコメントもいただき、今回の特別授業を通して少しでもわが社に対する理解を深めていただけたようでした。
「盛り上がったのは久しぶり」
後日、五百旗頭先生からお礼のメールもいただきました。
カードゲーム「資産形成王」は学生たちが純粋にゲームを楽しんで盛り上がっていたので、 |
恐れ多くも過分なご評価をいただきました。学生さんの「学び」に少しでも貢献できたのであれば幸いです!今後も資産形成王は金融や資産形成の理解促進につながるよう貢献していきます。
撮影協力:同志社大学