【QUICK Money World 吉野 由希】資産形成をカードゲームで学ぶ「資産形成王」は今回、2月7日にわせがく高等学校勝田台キャンパスで特別授業を実施しました。通信制で学ぶ高校1年生と2年生の生徒さん43名に対し、ひとクラスは講師の対面授業、もうひとクラスはそのライブ配信で開催。カードゲームを通して資産形成を楽しみながら学んでもらいました。
資産形成王とは
このゲームのルールはいたってシンプル。各プレイヤーが自分の手番で引く経済に関する「イベントカード」が起こすさまざまな波乱を乗り越えて、10ターンの間に最も多く資産を増やした人が勝者となります。
増やす対象となる資産は「株式」「投資信託」「現金」の3種類。例えば「株価上昇」のカードを引いたら、手元に株券カードを持っていた場合、さらに株券を1枚獲得できます。「バブル崩壊」のカードを引くと手元のカードのうち参加者全員を対象に、株券1枚・投資信託3枚と現金を残して全部没収されるというイベントも発生します。資産形成を孫から祖父母まで一緒に遊んで学ぶをコンセプトにQUICKが開発した金融教育の教材です。
資産が増減する世界を体感
2年生の教室では先生も交じってプレー開始。聞きなれない金融や資産形成の単語に最初は戸惑い気味でしたが、ターンを経ることに資産の増減に面白みが出てきたようで、あちこちから笑い声や悲嘆の声があがり、楽しんでくれているのが伝わってきました。ゲームの様子を見ていると、「給与」や「ボーナス」といった自分事として身近なお金には理解がある一方、株券や投資信託を持つことで「配当」や「分配金」でも現金が増えることは新たな体験だったようです。現金主義が多く、「現金」カードが足りなくなってしまうグループがあったり、世の中の経済イベントで全員の資産が減ることも味わったりと、一喜一憂しながら資産が増減する世界を体感してもらいました。
1回目のゲーム終了後の講義では現金、株券、投資信託について、それぞれどういった性質であったり特徴があるのかといったお話をさせてもらいました。聞いたことはあるけどよくわからなかった株券や投資信託については、より集中が増して聞いてくれていました。
カードの意味が理解できたところで2回目のゲームがスタートです。1回目ではなかなか資産が増えなかった生徒さん達も、2回目のゲーム終了時にはどのグループの優勝者も資産カードが激増していました!講義で金融用語の理解が進み、それぞれの特徴を活かすことを身に着けてくれたようです。
「投資信託」をはじめて知った
今回の授業で「資産形成」は生徒さんたちにどう浸透したのでしょうか。授業の感想を聞いたアンケートでは以下の回答がありました。
- ゲームをまじえながら講義してくださったおかげで、楽しく理解することができました
- 投資について知らない自分でもわかりやすく理解することができました
- 最初は難しい話しかしないんだろうなと思ったけれど面白かった。
今日の授業ではじめて知ったことについては、約半分の生徒さんが「投資信託」と回答していました。ゲームを通して金融に関連する言葉が生徒さんの中にしっかり残ることも資産形成王の役目の1つだと思っています。
「楽しんで今後の”お金”について考えることができたようです」
今回の特別授業に対する期待はどこにあったのか。同校のセンター長 教務主任である大城あや先生は申し込みの際に「時間に余裕のある生徒などアルバイトをしてお金をすごく持っている子もいる。今は保護者にお小遣いをもらっていたりとお金に無頓着。これまでも外部講師による金融・お金についての講話も実施してきたが、座学だけでは難しかった。」というようなお話をされていました。
その大城先生から特別授業の後に以下のコメントをいただきました。
”お金””金融”と聞くと難しそう・・・と思った生徒も多かったようですが、カードゲームとわかりやすいご説明で、楽しんで今後の”お金”について考えることができたようです。 |
同校では将来の選択肢を広げられるよう、月に一度様々な社会人講話を実施されているそうです。そのような中で、ゲームを通して、労働による収入だけでない「お金にも働いてもらう」の体感をご評価いただけました。これからも「資産形成王」を使った特別授業で金融教育・資産形成のリテラシー向上に貢献していきたいと思います。