【日経QUICKニュース(NQN)】米資産運用大手ブラックロックのラリー・フィンク最高経営責任者(CEO)は5日、米FOXビジネスのインタビューで暗号資産(仮想通貨)のビットコインについて「国際的な資産」だとの認識を示した。そのうえで、上場投資信託(ETF)によってビットコインの取引を安価にできるようにする考えを示した。ブルームバーグ通信が報じた。
ブラックロックは6月、ビットコインの現物に投資するETFの承認申請を米証券取引委員会(SEC)に提出。ナスダック市場での上場を目指していたが、提出書類に不明確な点があったとして7月に入って再申請している。フィンク氏は「現時点でビットコインの取引には多額の費用がかかる」と強調。申請しているETFについては「規制当局が仮想通貨を民主化する方法の1つとして受け止めることを望んでいる」と語った。