【日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ）】半導体設計のソシオネクス（6526）が連日で荒い値動きとなっている。寄り付きは高く始まったが、その後下げに転じて前日比670円（4.1％）安の１万5800円まで下落した。大株主の富士通（6702）やパナＨＤ（6752）などによるソシオネクス株の売り出し価格が11～13日のいずれかの日に決まる。売り出し価格の決定をにらみながら、思惑の売買が交錯しているようだ。東証プライムの売買代金ランキングでは現時点で４位となっている。

　市場ではソシオネクス株の今後について「売り出し価格の発表で悪材料出尽くしとなり、業績の上振れ期待が高い７月下旬の決算発表を受けて上向いていくのではないか」（国内証券アナリスト）との見方が聞かれた。