【NQNニューヨーク=稲場三奈】米国のインフレ沈静化への道筋がよりはっきりみえてきた。12日発表の6月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り、市場では米連邦準備理事会(FRB)による利上げが長期化するとの警戒が薄れている。もっとも、物価上昇が鈍化傾向を示す一方で、賃金上昇率は高止まりしている。9月会合以降のFRBの政策判断では労働需給がどの程度緩和するかがカギを握りそうだ。 6月のCPIは前年同月比で3.0%上昇した。上昇幅は5月(4.0%)から縮小し、2021年3月以来の低い伸びとなった。市場予想(3.1%)も下回った。物価動向の瞬間風速を映す前月比の上昇率は0.2%と市場予...
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