【松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇盗んだ仮想通貨で核開発、米議員が北朝鮮対策で圧力
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は4日、北朝鮮が盗んだ暗号資産(仮想通貨)で核開発を続けていると米議員が警告したと報じた。ウォーレン議員をはじめ民主党の上院議員3人がバイデン政権に安全保障上の対策を開示するよう求めたとしている。2018年以降に北朝鮮は30億ドル(約4250億円)超に相当する仮想通貨を盗み、その約50%を核ミサイルの開発につかったとみられていると伝えた。
(https://www.wsj.com/articles/crypto-heists-funneling-billions-to-north-koreas-nuclear-program-attract-senate-scrutiny-698fd245?mod=hp_listb_pos3)
◇ウイスキー全部飲まれた、クマが別荘に侵入
英フィナンシャル・タイムズ紙は4日、ルーマニアの外科医の別荘にクマが侵入、酒のボトル20本を飲んだと報じた。カルパチア山脈にある別荘の全ての部屋にクマが物色した痕跡があり、ウイスキー、ウオツカ、シャンパンのボトル全てが空になっていたとしている。ルーマニアには欧州最多の8000頭の野生クマがいるとされ、住宅への侵入が問題になっていると伝えた。
(https://www.ft.com/content/1661e61b-a2c3-4948-b111-f24657bef82d)
◇国内より欧州、米旅行者に変化
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は4日、米国の旅行者は国内より欧州を好む傾向が今夏強まったと報じた。7月の国内便利用者は2019年比で2%減少したのと対照的に、欧州向け便の旅行者数は14%増加したとしている。それを反映して国内便料金が安くなったが欧州便は値上がり、ホテル価格も類似した傾向だと伝えた。
(https://www.wsj.com/articles/american-travelers-are-shunning-the-u-s-for-europe-5b5e08ea)
◇デフレ議論はタブー、中国のエコノミストに指示
英フィナンシャル・タイムズ紙は5日、中国当局がエコノミストに対しデフレなど経済にとってネガティブなコメントをしないよう命じられたと報じた。有名大学や国営シンクタンクの有力なエコノミストは景気低迷について公の場で言及しないよう指示されたとしている。中国証券監督管理委員会は、需要の弱さ、輸出減、不動産市場の低迷を指摘した証券会社のアナリストを問題視したと伝えた。
(https://www.ft.com/content/b2e0ad77-3521-4da9-8120-1f0c1fdd98f8)
◇トランプ氏依然リード、アイオワでデサンティス支持上昇も
米ニューヨーク・タイムズ紙は4日、2024年大統領選の共和党候補者選びで重要州アイオワでのトランプ前大統領の支持率が全米平均より低いものの、2位のデサンティス・フロリダ州知事を依然大きくリードしていると報じた。シエナ・カレッジと共同で実施した世論調査で、アイオワ州のデサンティス氏の支持率は全米平均17%を上回る20%だったものの、トランプ氏の44%に大差をつけられたとしている。デサンティス氏のアイオワ州での選挙運動が効果的だったことが示唆されたが、トランプ氏に対する勝利は複雑で疑わしいと解説した。
(https://www.nytimes.com/2023/08/04/us/politics/trump-iowa-poll.html)