三井住友DSアセットマネジメントは7日、運用中の「ニッポン中小型株ファンド」と「大和住銀日本小型株ファンド」の2本について、販売を一時停止すると発表した。15日の15時以降、新規購入の申し込み受付を取りやめる。同ファンドは大和証券や楽天証券などで販売している。
「ニッポン中小型株ファンド」は国内の中小型株のうち割安な銘柄に、「大和住銀日本小型株ファンド」は国内の上場株式(東証プライム市場に上場している銘柄を除く)にそれぞれ投資する。2本とも来年から拡充される少額投資非課税制度(NISA)の「成長投資枠」の対象となっていた。
三井住友DSのプレスリリースによると、販売停止の理由は「マーケットの流動性と基準価額の動向、直近の資金流入動向等を総合的に勘案した結果、当ファンドの運用資産規模を、追加的な制約がなく運用が可能な適正範囲に維持するため」としている。販売の一時停止後に環境が整えば、新規購入の申し込み受付を再開する見込み。
「ニッポン中小型株ファンド」は信託金の限度額500億円に対し、8月7日時点の純資産総額(残高)が362億円、「大和住銀日本小型株ファンド」は限度額400億円に対して同時点の残高が72億円だった。