【松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇AI人材獲得競争が過熱、ネットフリックスは年俸1億3000万円
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は14日、人工知能(AI)専門職の需要が高まり、報酬が高騰したと報じた。ネットフリックスは年俸90万ドル(約1億3000万円)を提示、アマゾン、ウォルマート、P&Gなどが高い報酬で人材を募集しているとしている。米国企業はAI人材獲得をめぐる狂乱の最中にあると伝えた。
(https://www.wsj.com/articles/artificial-intelligence-jobs-pay-netflix-walmart-230fc3cb?mod=hp_lead_pos3)
◇米国でホームレス急増、住宅価格高騰とコロナ保護撤廃で
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は14日、米国でホームレスが記録的ペースで増加したと報じた。ホームレスは57万7000人と、2022年比で約11%増加したとしている。住宅費高騰とパンデミック(疾病の世界的流行)の家賃滞納者保護の撤廃が影響したと伝えた。
(https://www.wsj.com/articles/homelessness-increasing-united-states-housing-costs-e1990ac7?mod=hp_lead_pos2)
◇毎日死者10~20人増える見通し、マウイ森林火災
米ワシントン・ポスト紙は14日、ハワイ州マウイ島の森林火災による死者が96人確認されたが、さらに増える見通しだと報じた。「1日あたり10~20の遺体を発見されるだろう。遺体捜索はおそらく10日かかる見通し」とグリーン知事が語ったとしている。最終的な死者数を予想するのは困難と述べたと伝えた。
(https://www.washingtonpost.com/weather/2023/08/14/maui-wildfires-hawaii-death-toll-lahaina/)
◇PE大手CVCキャピタル、年末までにIPOも
英フィナンシャル・タイムズ紙は14日、欧州最大級のプライベートエクイティ会社CVCキャピタル・パートナーズが年末までにアムステルダム市場で新規株式公開(IPO)する計画だと報じた。ロブ・ルーカス氏率いるCVCは、世界に25の拠点を持ち、資産1400億ユーロ(約22兆2600億円)を運用しているとしている。ブリッジポイント、TPG、アンティン・インフラストラクチャーなど欧州の競合PEは既に上場しているが、金利上昇と経済減速で株価が低迷していると伝えた。
(https://www.ft.com/content/2a96851c-4138-42e3-afa9-08f9c9c9b9db)
◇ルーブル急落でクレムリン潤う、ウクライナ戦争の助けに
ロシアの独立系英字紙モスクワ・タイムズは14日、ロシアの通貨ルーブルが急落し1ドル=100ルーブルを突破、2022年3月以来の安値をつけたと報じた。ロシア産原油の外貨建て売却代金がルーブルベースで増えることになり、ロシア政府はウクライナ戦争で使う武器をさらに購入でき、兵士に高い給料を支払うことが可能になるとしている。一方で、通貨安が国内のインフレを押し上げると予想されると伝えた。
(https://www.themoscowtimes.com/2023/08/14/kremlin-unfazed-as-ruble-crashes-through-100-vs-dollar-a82145)