【日経QUICKニュース(NQN) 佐藤梨紗】外国為替市場では円安・ドル高が続いている。日銀は7月に長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の運用柔軟化に動いたものの、円安基調が反転する気配はない。対米ドルでみると、円は今年に入ってから中国人民元やオーストラリア(豪)ドルを超えて下げが際立っている。YCC柔軟化でも「緩和国通貨」から脱することができず、じりじりと下値模索が続きそうだ。
15日の東京市場で円は対ドルで一時1ドル=145円75銭近辺と2022年11月上旬以来およそ9カ月ぶりの安値をつけた。14日に米長期金利が一時4.21%と約9カ月ぶりの高水準をつけたのに歩調...
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